
河原町 大場の久八
竜馬は京に入った。 このところ、世上騒然としはじめているため、京に滞在する者は、宿所...
Ryouma Diary 1836
竜馬は京に入った。 このところ、世上騒然としはじめているため、京に滞在する者は、宿所...
江州水口宿に入った時は、陽もだいぶ傾いていた。水原播磨介の人相を説明し、尋ねるとーそれはあてとこで...
播磨介らしい人物が、死んでいる。 竜馬は街道を東に走って十丁。「この橋の真下でございます」(...
小間物屋赤蔵が旅籠大和屋に入って播磨介を尋ねると、その方は泊まっていないという。 「旦那、...
竜馬が目覚めた時には、すでに陽も高くなっていた。 (しまった) 旅館に戻ってみると宿の女主人が...
その後竜馬は、夜旅を避け用心した。播磨介も、すっかりこの護衛には感謝して、「坂本殿。このご恩...
富士の見える街道筋に泊まりを重ねてやがて太田摂津守の城下町掛川にはいった。 近隣の村に秋祭りの...
藤沢の宿場に入った時には、旅籠は軒行燈にすっかり灯が入っている。 京なまりの武士は、竜馬と藤兵...
安政五年九月十五日 こんどの旅は奇行といっていい。無銭旅なのだ。 ーむかしの剣客というもんは、乞食...