1858-09-24

浪人浮浪雲

河合橋_森の石松_伯山

播磨介らしい人物が、死んでいる。 竜馬は街道を東に走って十丁。「この橋の真下でございます」(死んだか)「旦那、灯を」「照らしてくれ。おい、ちがうな。播磨介殿ではない」(例の彦根の侍だな)藤兵衛の短刀をひきぬいた。 このあたりでぐずぐずしてい...