土佐藩勤王党切腹一号 竜馬は、間崎、平井、弘瀬の切腹の報をうけたとき、ーこれぁ、武市の勤王党は瓦解するな。と直覚した。「たれかしっちょる者はおらんかぁ。国もとで間崎らが切腹したそうじゃのうぉ。教えてくれんかねぇ」「中島作太郎と申します。国許での間崎先生らの一件、... 1863.07.23土佐藩江戸時代の常識・風習竜馬がゆく
江戸時代の常識・風習旦那は人が斬れますかね 嘉永六年八月二十一日八月も暮れようとしたある日、鍛治橋の藩邸に、思いもかめぬ人物が訪ねてきた。盗賊、寝待の藤兵衛である。竜馬が、「こいつぁ懐かしい」と招き入れると「旦那、頼みがあるんだ。藪から棒にこう言うのも何だが、旦那は人が斬れますかね」... 1853.08.21江戸時代の常識・風習竜馬がゆく
幕末の女性女正月_お田鶴さま 女正月は、小正月と呼ばれる1月15日、または14日から16日の3日間、1月の満月の日である「望の日」(15日)の別名を女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)と言います。 1855.01.15幕末の女性江戸時代の常識・風習
幕末の女性夫婦の呼び方 安政三年秋桶町千葉に帰ると、師匠の貞吉も重太郎も涙をにじませて喜んだ。重太郎は、小柄で美しい内儀をもらっていた。「八寸、酒」と重太郎はちょっと威張って命令した。「竜さん、女房はいいものだぞ。貰ったらどうだ」「あんたのような惣領ではない。われ... 1856.11.23幕末の女性江戸時代の常識・風習
江戸時代の常識・風習伏見_女酒 日が傾いた頃、船は伏見についた。龍馬が荷物をまとめていると、寝待の藤兵衛からしきりと世話を焼いて、「旦那、伏見のとまりはどこになさいます。」もう人前だから、お店者の言葉になっている。「そうだな。別に当ては、ないな。」「ではこうなさいまし。手... 1853.03.25江戸時代の常識・風習竜馬がゆく
江戸時代の常識・風習安政の大地震-寅の大変 その時である。嘉永七年十一月五日の地震が、江戸・相模・伊豆を襲ったのは。「いかん。お冴え中止じゃ」とっさに大刀を拾い上げた。立っていられないのだ。どすん、と床が沈むような感じであったが、すぐ横振れになった。壁土がばらばらと落ちはじめお冴えの... 1854.11.05江戸時代の常識・風習