竜馬がゆく

司馬遼太郎「竜馬がゆく」の世界とともに、幕末の人物を紹介していきます

竜馬がゆく

更新

更新確認中です230918西郷隆盛と龍馬を新規更新230420維新の遺伝子を受け継いだ・吉田茂を新規更新230114高杉晋作奇兵隊を結成を加筆改定230114下関についた 白石正一郎を加筆改定221222徳川斉昭のペリー暗殺計画 を新規更新...
竜馬がゆく

第二次長州征伐

「坂本さんに、わが藩の半分をまかせるゆえ、幕府海軍を制圧してもらえんだろうか。あとの半分はわしがひきいる」と、高杉はいった。作戦と部署が決まった。長州海軍には四隻の軍艦がある。これを二つに分けて第一艦隊と第二艦隊とし、第一を高杉が担当し、第...
徳川幕府

龍馬襲撃

(捕吏。)と思ったとたん、おりょうはそのままの姿で湯殿をとびだした。自分が裸でいる、などは考えもしなかった。裏階段から夢中で二階へあがり、奥の一室にとびこむや。「坂本さま、三吉さま、捕り物でございます」と小さく、しかし鋭く叫んだ。竜馬はその...
竜馬がゆく

薩長同盟

竜馬はだまっている。やがて火鉢のふちをつかみ、「委細は桂君から聞きました」と、迫るようにいった。「ほう」「西郷君、もうよいかげんに体面あそびはやめなさい。いや、よい。話はざっときいた。桂の話をききながら、わしはなみだが出てどうにもならなんだ...
幕末の女性

グラバー夫人

屋敷は洋風平屋で、屋根だけが黒瓦をおいた日本風である。グラバー自身の設計で日本人の大工がこしらえたのだという。三人は応接室に通された。八畳ほどのひろさで、窓ガラスを通して湾内の灯がみえる。やがてグラバー夫人のお鶴が、みずから酒と料理をはこん...
竜馬がゆく

亀山社中

「さて、御一行の仮り陣屋ですが」と、旅館に入ると、長崎の薩摩藩士が竜馬にいった。「長崎は土地が狭く、手ごろな家屋がなかなかみつかりません。そこであの岡に」と、障子をあけ、港の南側にのびのびとひろがっている亀の背のような岡を指さし、「一つ、あ...