幕末の女性

夫婦の呼び方

安政三年秋桶町千葉に帰ると、師匠の貞吉も重太郎も涙をにじませて喜んだ。重太郎は、小柄で美しい内儀をもらっていた。「八寸、酒」と重太郎はちょっと威張って命令した。「竜さん、女房はいいものだぞ。貰ったらどうだ」「あんたのような惣領ではない。われ...
徳川幕府

徳川斉昭のペリー暗殺計画

この年三月、竜馬は築地屋敷から品川屋敷に移され、台場の警備を命ぜられた。むろん書生の分際だから、竜馬が自嘲する「雑兵」である。ペリー艦隊は、どうゆうわけかなお去らず、艦砲を陸上に向けたまま無言の威圧を加えている。諸藩の陣地は緊張しきっていた...
幕末の女性

和宮

時代に翻弄された 和宮和宮は天皇家に生まれ、幼少時に有栖川宮熾仁親王との婚約が決まるなど、皇室の一員として成長していました。しかし、時代の波によって運命は変わます。幕府との交渉で、14代将軍徳川家茂との降嫁が決定。有栖川宮熾仁親王との婚約を...
江戸時代の常識・風習

伏見_女酒

日が傾いた頃、船は伏見についた。龍馬が荷物をまとめていると、寝待の藤兵衛からしきりと世話を焼いて、「旦那、伏見のとまりはどこになさいます。」もう人前だから、お店者の言葉になっている。「そうだな。別に当ては、ないな。」「ではこうなさいまし。手...
江戸時代の常識・風習

プチャーチンの遭難

「坂本さん、どうなされたのです。」千葉道場に戻ると、みな竜馬を見て驚いた。この地震騒ぎの中、女をおぶっている。「この女は深川まで帰るのだが、この騒ぎ、明け方まで預かってくれんか。藩邸の様子を見て来る」鍛冶橋屋敷について様子を聞くと、御門の瓦...
江戸時代の常識・風習

士族の商法

後藤は、長崎や上海で手あたり次第に軍艦や銃砲を買っているが、せいぜい支払ったのは樟脳と交換した三万両程度のもので、あとは丸山で豪遊するばかりで異人どもにも金を支払っていない。「軍艦を買う」と藩に金を要求しては丸山へ行って一斗樽から金銀をぶち...