江戸落語の世界(芸能・娯楽)

ペリー再来_百川

去年にやってきたアメリカのペリー総督が、正月の十四日、ふたたび艦隊をひきいて再来し、さきに幕府に呈上した通商開港に関する国書の返答をきびしく要求しはじめたため、諸藩の沿岸警備隊は再び臨戦状態に入り、竜馬も黒船が去るまでのあいだ、築地の藩邸に...
江戸時代の常識・風習

旦那は人が斬れますかね

嘉永六年八月二十一日八月も暮れようとしたある日、鍛治橋の藩邸に、思いもかめぬ人物が訪ねてきた。盗賊、寝待の藤兵衛である。竜馬が、「こいつぁ懐かしい」と招き入れると「旦那、頼みがあるんだ。藪から棒にこう言うのも何だが、旦那は人が斬れますかね」...
土佐藩

坂本伊與

正月三日は家で過ごし、その後は、知人の家を訪ね歩いた。 友人とは入っても、一番気が合う武市半平太は江戸に戻っていたので、あとはそれほど気の合うものはいなかった。竜馬がゆく 1巻坂本伊與文化元年(1804年) – 慶応元年10月21日(186...
幕末の女性

女正月_お田鶴さま

女正月は、小正月と呼ばれる1月15日、または14日から16日の3日間、1月の満月の日である「望の日」(15日)の別名を女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)と言います。
幕末の女性

大奥 伝説の御年寄 瀧山

最後の老女、瀧山瀧山は13代将軍・家定、14代・家茂の将軍付きの「御年寄/老女」という役職で、大奥内の最上位の役職を務めました。1805(文化2)年、四谷に屋敷を構える旗本・大岡権左衛門の娘として誕生。実名は多喜(たき)。14歳で大奥にあが...
幕末の女性

長崎の女傑 大浦お慶

竜馬とお慶は、貿易についての意見を交換しあった。「茶だけではつまらん。輪島の塗り物がよかばってん。異人さんに見本を見せると、こりゃよかと言うてくれた。ばってん、輪島は加賀さまのご領内で、どげんしても品物を寄せるわけには参りませんたい」と、お...