Captain

土佐藩

ちょっと用足し 井口村刃傷事件 その後

午後になって、飛び込んできた数人の気の荒い軽格連中が、「坂本さん、いよいよ戦さじゃぞっ」と叫んだ。「なぜじゃ」「上士の連中が、死んだ鬼山田の屋敷に集結していて、池田寅之進の屋敷に斬り込もうとしている。すぐ池田屋敷に来てくれ。総大将のあんたが...
徳川幕府

咸臨丸、出航

このあと半年というものは、竜馬はひまさえあれば小竜の屋敷にあそびにきてその夢をものがたった。小竜もそのうちだんだん竜馬の夢に乗せられて、本気で艦隊建設のはなしを談ずるようになった。(竜馬がゆく2-P190)遣米使節団 咸臨丸が品川を出港する...
土佐藩

鬼山田 井口村刃傷事件1

その日は、三月四日。雛の節句である。土佐藩では、この日、上士が総登城して、殿様から御酒をいただく慣習がある。その夜。午後8時頃であったらしい。城下がひっくり返るような刃傷事件がおこった。上士に、「鬼山田」といわれた一刀流の刺客がある。名は、...
土佐藩

武市半平太 投獄

武市瑞山(半平太)獄中自画像アレンジ「武市半平太」とあらためて声をかけ声をかけ、藩命を読み上げた。「右の者、京都に対し奉りそのままにしておきたがし。その余、ご不審のかどこれあり。 追って、あがりや(士分の牢)入りおおせつけられ候事」武市は平...
土佐藩

勤王党切腹一号

竜馬は、間崎、平井、弘瀬の切腹の報をうけたとき、ーこれぁ、武市の勤王党は瓦解するな。と直覚した。「たれかしっちょる者はおらんかぁ。国もとで間崎らが切腹したそうじゃのうぉ。教えてくれんかねぇ」「中島作太郎と申します。国許での間崎先生らの一件、...
朝廷・宮家

維新のさきがけ 天誅組とは

大事件が待っていた。ひとつは国もとでは武市半平太が投獄されたこと、もうひとつは、大和平野で挙兵した吉村寅太郎らが諸藩の兵に包囲され、奮戦のすえ、そのほとんどが闘死したことである。竜馬はこの報を神戸村の海軍塾できくや、「やったかぁ」と、刀をか...