1854-10-14

江戸落語の世界(芸能・娯楽)

船宿_骨釣り

その日の夕刻藤兵衛のなじみらしい堀江町の船宿で酒を飲んでいた。鍛冶町の藩邸をでて千葉道場に戻る途中に船宿の者に呼び止められ、ちょき船に乗って連れてこられた。家並みに灯がともる頃、やっとふすまが開いた「藤兵衛か」「冴でございます」「………」(...