1854-06

江戸時代の常識・風習

男子三日見ざれば刮目せよ_薬食い

嘉永七年六月三日 竜馬にも平和な日常が戻って来た。土佐藩品川の臨戦態勢が解かれ、桶町の千葉道場に戻った。道場に戻った竜馬は以前の月代が伸びた山賊頭でなく、総髪が十分に伸び、髷が言えるまでになった。 「立派になった」と喜んでくれたのは大先生の...
江戸落語の世界(芸能・娯楽)

厄払い

嘉永七年六月十日 黒船どもは六月一日に下田を去っていったが、騒ぎがおさまったわけでは無い。 攘夷論がやかましくなった。武士のあいだで幕府批判が流行っていたのだ。 江戸庶民もかれらなりに落ち着きを失っていた。「地震」の噂である。 竜馬が江戸に...