薩摩藩小松帯刀 その翌日。慶応二年正月21日が、薩長両藩の会盟の日となった。会場については、竜馬が「長州人の心は傷ついている。かれらがいる小松の邸を会場とし、薩摩側が腰を上げて出向いてゆく、というかたちをとってはどうか」といった。西郷は承諾した。ただ、薩人... 1866.01.20薩摩藩
幕末の女性寺田屋お登勢 「じゃ、その薩長連合を遂げれば」とお登勢が思わず膝をすすめると、竜馬は手で制し、「おいおい、声が大きすぎる。近所に聞こえるわぃ」といった。「きこえやしませんよ。ここは2階だし、ご近所はもう寝静まっていますから」「軒下を幕府の偵使が歩いちょる... 1866.01.21幕末の女性
竜馬がゆく薩長同盟 竜馬はだまっている。やがて火鉢のふちをつかみ、「委細は桂君から聞きました」と、迫るようにいった。「ほう」「西郷君、もうよいかげんに体面あそびはやめなさい。いや、よい。話はざっときいた。桂の話をききながら、わしはなみだが出てどうにもならなんだ... 1866.01.21竜馬がゆく薩摩藩長州藩
豪商・商人竜馬の写真 「なんだ」三岡が手にとると、竜馬の写真であった。「おれの写真さ。このさきどうなるかわからん。万一のときの形見だと思ってくれ」と、竜馬はいった。「そうかね」三岡はつぶやき、竜馬の顔をみた。竜馬がゆく 8P377長崎 上野撮影局日本最初の戦場カ... 1866.01.01豪商・商人
徳川幕府龍馬襲撃 (捕吏。)と思ったとたん、おりょうはそのままの姿で湯殿をとびだした。自分が裸でいる、などは考えもしなかった。裏階段から夢中で二階へあがり、奥の一室にとびこむや。「坂本さま、三吉さま、捕り物でございます」と小さく、しかし鋭く叫んだ。竜馬はその... 1866.01.23徳川幕府竜馬がゆく