竜馬がゆく清河八郎と会う 日時仮 「京都義挙の一件、あれは俺の作者さ」清河はいった。ホラではなかった。清河八郎は、ホラをふいて自分を膨らまさねばならぬほど、貧弱な男ではない。「あんたがねえ」世間とは妙なものだ、と龍馬はわれとわが身がおかしかった。清河がどこかで吹き上... 1862.06.01竜馬がゆく