1854-06-10

江戸落語の世界(芸能・娯楽)

厄払い

嘉永七年六月十日 黒船どもは六月一日に下田を去っていったが、騒ぎがおさまったわけでは無い。 攘夷論がやかましくなった。武士のあいだで幕府批判が流行っていたのだ。 江戸庶民もかれらなりに落ち着きを失っていた。「地震」の噂である。 竜馬が江戸に...