江戸落語の世界(芸能・娯楽)

江戸落語の世界(芸能・娯楽)

酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)

「また行くんだよ」と勝は龍馬に行った。これで今年に入って四度目の京阪ゆきということになる。「老中酒井雅楽頭(さかいうたのかみ)を乗せて、さ。二、三日中に品川出帆の予定だ。なんならお前さんもその艦で帰ればよかろう。順動丸だ」「そうしましょうか...
江戸落語の世界(芸能・娯楽)

厄払い

嘉永七年六月十日 黒船どもは六月一日に下田を去っていったが、騒ぎがおさまったわけでは無い。 攘夷論がやかましくなった。武士のあいだで幕府批判が流行っていたのだ。 江戸庶民もかれらなりに落ち着きを失っていた。「地震」の噂である。 竜馬が江戸に...
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春風亭柳枝

古今乃名人なり 初代春風亭柳枝は、13歳<文政9年(1826年)>(一説では16歳<文政12年(1829年)>)ころに江戸後期の人情噺の名人・初代麗々亭柳橋に入門。麗々亭柳馬に次ぐ2番弟子となります。落語系図(昭和56年編纂)には、「初代春...