江戸落語の世界(芸能・娯楽)御神酒徳利 長州藩の密使井上多聞、伊藤俊輔が長州下関を発したのは、七月十六日である。和船で、九州へ渡った。二人は、同士のあいだでは御神酒徳利といわれている。どこへゆくにも二人づれで、とほうもなく女好きという点でもうまが合っていた。適度に軽口で、適度に度... 1864.03.11江戸落語の世界(芸能・娯楽)