土佐藩

坂本伊與

正月三日は家で過ごし、その後は、知人の家を訪ね歩いた。 友人とは入っても、一番気が合う武市半平太は江戸に戻っていたので、あとはそれほど気の合うものはいなかった。 竜馬がゆく 1巻 坂本伊與 文化元年(1804年) – 慶応元年10月21日(...
幕末の女性

女正月_お田鶴さま

女正月は、小正月と呼ばれる1月15日、または14日から16日の3日間、1月の満月の日である「望の日」(15日)の別名を女正月(おんなしょうがつ・めしょうがつ)と言います。
幕末の女性

大奥 伝説の御年寄 瀧山

最後の老女、瀧山 瀧山は13代将軍・家定、14代・家茂の将軍付きの「御年寄/老女」という役職で、大奥内の最上位の役職を務めました。1805(文化2)年、四谷に屋敷を構える旗本・大岡権左衛門の娘として誕生。実名は多喜(たき)。14歳で大奥にあ...
幕末の女性

長崎の女傑 大浦お慶

竜馬とお慶は、貿易についての意見を交換しあった。「茶だけではつまらん。輪島の塗り物がよかばってん。異人さんに見本を見せると、こりゃよかと言うてくれた。ばってん、輪島は加賀さまのご領内で、どげんしても品物を寄せるわけには参りませんたい」と、お...
幕末の女性

夫婦の呼び方

安政三年秋桶町千葉に帰ると、師匠の貞吉も重太郎も涙をにじませて喜んだ。重太郎は、小柄で美しい内儀をもらっていた。「八寸、酒」と重太郎はちょっと威張って命令した。「竜さん、女房はいいものだぞ。貰ったらどうだ」「あんたのような惣領ではない。われ...
徳川幕府

徳川斉昭のペリー暗殺計画

この年三月、竜馬は築地屋敷から品川屋敷に移され、台場の警備を命ぜられた。むろん書生の分際だから、竜馬が自嘲する「雑兵」である。ペリー艦隊は、どうゆうわけかなお去らず、艦砲を陸上に向けたまま無言の威圧を加えている。諸藩の陣地は緊張しきっていた...