諸外国英国公使館焼き討ち 江戸桜田の長州藩邸にいる同藩の過激有志の旗がしら高杉晋作が、「薩摩藩が、生麦で夷人を斬って天下の攘夷のさきがけをした。長州藩たるものがそれに負けていてはならぬ」と、同志に説いた。高杉のいうところでは薩摩藩に勝つにはもっと大きなことをやらなけ... 1862.12.12諸外国長州藩
幕末の女性勝邸に… 勝海舟と子供 「お父様」といったのは、ことし十四歳になる次女の孝子である。のち、旗本の疋田氏にお嫁入りした娘で、なかなかの利発者であった。「裏の木戸のそばに、毎夜、浪人者がすわっているのをご存じでございますか」「どんな男だ」「大きい人でございます。刀を抱... 1862.12.20幕末の女性江戸時代の常識・風習
徳川幕府ジョン万次郎 色が黒く、眉がせまり、いかついあごが、いかにも強靱そうな意志をあらわしていた。「坂本君、この仁はどなただとおもう」と、勝はいった。「さあ」竜馬は、男の顔を見た。「お前さんと、同国の人だよ。有名な中浜万次郎氏だ」(あっ)竜馬はおもいあたった。... 1862.12.10徳川幕府竜馬がゆく