文久二年正月 三田尻

竜馬がゆく

その後、住吉丸は、多島海をめぐりながら、ところどころの島で風待ちをし、そのため意外に日数がかかって、長州領三田尻港に着いた時は、正月の元旦であった。
龍馬は、三田尻の回船問屋で一泊。
そこで、先頭七蔵ら十人の乗組衆が、竜馬のために送別の宴を張ってくれた。
みな、この風変わりな武士が大好きで、涙を流して別れを惜しんだ。
(竜馬がゆく2 P364)

(なるほど、長州顔というものは、実際あるものじゃな)
竜馬は感心した。
長州人が一般に容貌がととのっていて頭の働きが鋭い、と言うことは、この当時日本に来ていた外国人のあいだでさえ囁かれ始めていた。諸藩の志士のあいだでも、「長州人」
といえば、まず容貌が秀麗、しかも頭が良すぎて油断がならない、と一部ではいわれていた。(竜馬がゆく2 P365)

山口の変な風習・文化/餅まき

もともとは、新築で自宅を建築するときに行う行事として、日本各地で行われていましたが、山口県では現在でも盛んで、折々に触れてイベントとしてもちまきが行われています。

その特殊性として、
★餅まきイベントの日時をひとまとめにした「餅まきカレンダー」がある
★地元テレビ局では「今週の餅まき情報」を放送
★毎年11月23日の勤労感謝の日に「餅ひろい世界選手権」が行われる(山口市阿東)
★「餅ひろい世界選手権」には、「小学生の部」「中学生以上の部」があり、予選会もある
★餅まき専用の餅屋さんがあり、袋入りの紅白餅を販売してとても儲かっている(鈴々舎まるこ談)
★いかに多くキャッチするかを競い、まるでスポーツの一種になっている
★2018年1月8日、山口市内で過去最大級の4万個の餅がまかれた(2019年現在)
★レファレンス協同データベース(国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築)でも、なぜ山口県で餅まきが過熱しているかは解明できていない リンク